【会話だけ覚えていない。謎の記憶力】アスペルガーの当事者研究

アスペルガー症候群(発達障害)の当事者が感じている謎の記憶力、テストで100点が取れるのに会話をまったく覚えていない、視覚優位についてのおはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

マスキングテープで貼り付けられたメモ

画像提供:写真AC キイロイトリさん


 当事者研究とは 


「当事者研究」とは、アスペルガー症候群(発達障害)などの特性をもつ人が、医師や心理ではない、当事者としての経験から、考えをまとめることです。

きょうのテーマは【会話だけ覚えていない。謎の記憶力】について。


 【会話だけ覚えていない。謎の記憶力】アスペルガーの当事者研究  


中学や高校時代のわたしは、定期テストや模擬試験で100点をとることが、よくありました。でも、「記憶力が良いの?」と聞かれると、答えに迷うのです。

なぜ? 

わたしは「会話」を覚えることが、ほとんどできないからです。教科書をまるごと暗記することはできるけれども、目の前の人が話した、たった1分の話を記憶することができません。

中学時代は「ちゃんと、話を聞いて」そう怒られる場面が多くありました。ちゃんと話は聞いていたはずなのに、まったく、記憶できない。なぜ。

勉強をできない人が、口約束を覚えていなくても「あの子は忘れっぽいから」で許されていました。でも、わたしは勉強ができるイコール「記憶力が良い」のだから、覚える気がない、ダラダラしている、怠けているから覚えていない。そのように見られて、怒られる機会が多くありました。

失敗ばかりで、いつも自信がない。なぜ覚えられないのか、分からない。だから、人と話したくない。すぐ忘れるから、人と話したくない。

20歳のとき、アスペルガー症候群(発達障害)と診断され、発達障害の本をたくさん読みました。そのなかに答えがありました。

わたしは「視覚優位」と呼ばれる状態のようです。目て見た言葉は覚えられる。耳で聞いた言葉は覚えられない。この気づきによって、わたしは積極的にメモをとる習慣ができました。メモを読むと、耳で聞いた情報が目で見た情報に変わるので、長い期間覚えています。

(・ω・) メモをとっていないことは、すぐ忘れるよ

そういう理由により、知り合って10年たつ夫の血液型が未だに覚えられない。100回は聞いた。(大事なことだから、忘れないに違いない)と思って、毎回メモしないから、未だに覚えていない。次に質問するときには、忘れずメモをとれるといいな。

ほな、また。よしなにー。

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