【新版k式発達検査で答えが間違っているように感じる問題がある】

新版k式発達検査は、田中ビネー知能検査に比べると、本人の能力だけではなく、どのような環境で育ったかに結果が左右される検査に感じた、というおはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC 月舟さん


 【新版k式発達検査で答えが間違っているように感じる問題がある】 


もう3年も前の出来事です。当時3歳の息子が受けた【新版k式発達検査】の問題について、とても印象に残っている疑問があります。

問題は公表できないので、少し内容を変更して書いてみます。

質問「電車に乗り遅れそうです。どうしますか?」

息子は「つぎの でんしゃを まつ。」と答えました。

わたしもそう思いました。この電車に乗るのは諦めて、次の電車を待つ。

ですが、結果はバツ。正解は「(電車に乗るために)走る」でした。

(・ω・) 駆け込み乗車禁止やん、なんでなん

新版k式発達検査は、田中ビネー知能検査に比べると、本人の能力だけではなく、どのような環境で育ったかに結果が左右される検査に感じました。

家庭保育で過ごしてきた子どもが、現在の一般家庭の日常では目にする機会が無いものに関する質問などもあったように記憶しています。

早くから保育園や幼稚園に通っている子なら知っているのだろうなと思う、経験の差を感じる問題? というのかな。

さて、冒頭の問題。わたしは電車に乗り遅れそうなときには次の電車に乗ります。3歳の子ども連れで遅れそうな電車に走って飛び乗ろうとは思わないです。モヤモヤ。

自宅に帰ってから、夫にも質問しました。わたしの感覚が一般的ではないのかもと疑って。

「乗り遅れそうな電車に走って乗るわけないやん。諦めて次の電車に乗る。乗り遅れて困る状況やったら、そんなギリギリに行かへん。もっと早く家を出なあかんやろ。」

(・ω・) 価値観の一致

この問題は人によって答えが違って良いと思いませんか。多数決では「走る」が正解かもしれないけども、次の電車を待っても良いではありませんか。

夫婦そろって認識が歪んでいるかもしれませんが、そうやって波長が合う人同士がつながりあって生きている。それで良いじゃないの、と思うのです。

発達障害という言葉の認知度が上がってきたことで、平均値とは違う考えをもった人を排除しがちな社会になったような気がします。特に幼少期、学童期には。

(・ω・) 平均の外にいる子は、なんでもかんでも「発達障害かも?」と分類され

にもかかわらず、高校生や大学生になると「自分なりの考えをもつ(=平均の外へ!圧力)」を目標に掲げ始める傾向は変わらないようにも思います。

平均の枠におさまりきれない個性を発揮している子どもたちは、このあたりからイキイキし始め、活発に行動している印象です。

幼稚園や学校に馴染めず悩んでいる家庭は、希望を持って良いのかもしれません。案外、未来は明るいです。

あと10年。お互いにがんばりましょう。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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