【見守る子育てと療育と】しつけは押しつけ、発達凸凹の3歳息子

しつけは押しつけ。の言葉を聞いて「療育も押しつけだ。でも、押しつけでも教えたいことなんだ」と再認識した、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

なかよしサボテン

画像提供:写真AC ぴぴふぉとさん


 できることを手伝っても成長は妨げられない 


とある子育て番組(すくすく子育て2020年10月27日放送分)にて、「見守る子育て」についての話題がありました。

そのなかで汐見稔幸先生が話した言葉が印象に残りました。子どもが、ひとりでできることを、親が先にやってあげても、子どもの成長が妨げられないよ。ママが急いでいるときには、やってあげたら良いんだよ。って内容の言葉。

(・ω・) しっくりきた

さいきん、お風呂上がりの着替え、寒いから、ママが手助けする日が多いです。(本当はやったらダメなんだろうけど)っていう、申し訳ない気持ちで着替えを手伝っていた。明日からは、堂々と着替えを手伝う。


 視野を広げる声かけを 


見守るというのは、ただ見ているのではなく、子どもの視野が広がる声かけをするっていうのが大事らしい。

たとえば、お気に入りのオモチャがなくなったとき。「小人さんが運んでいったんじゃない?」とか、想像力を刺激する声かけが良いんだって。

この関わりには、まわりの大人にどれだけ想像力があるかが重要。

(・ω・) 想像は得意。やってみる!

それから、子どもがやりたがっていることに共感することも大事だそうです。「やりたい」から、そのまわりにある「やりたい」につなげる関わりが大切。


 しつけは押しつけ。療育も押しつけ 


もうひとつ、(ほう)と、心に響いたのが「しつけは押しつけ」って言葉。

「しつけは押しつけ」 押しつけであっても、どうしても教えたいだけを教える。それが、しつけなんだよって。

これは、療育にも通ずる考えだと思う。療育というのは、子どもからすると、「押しつけ」である。療育は、子ども自身が「できるようになりたい」と思って、始めるものではない。親が「できるようになってほしい」と思って、始めるのだ。

トイレができるように、とか、色が分かるように、とか、いま発達凸凹のある息子3歳が療育で学んでいることは、わたしにとって、押しつけであっても、教えたいことばかりだ。

そういう考えが、頭のなかで、ぐるぐるした結果、「おうち療育は、得意をぐんぐん伸ばすだけでなく、苦手をぼちぼち補うのも大事」ということで、まとまった。

「得意をぐんぐん伸ばす」と「苦手をぼちぼち補う」 このふたつは、どちらを優先すべきでもない。どちらも、優先すべきなのだ。シーソーゲームのように、ちょうど良いバランスを保てるといいなと思った。

(・ω・) 汐見稔幸先生、好きなんだよ。

大学時代に、講演会で汐見稔幸先生の話を聞いて、印象に残っている。講演会の内容も良いのだけれども、話しかたがのんびりしていて、雰囲気が良かった。好き。

ほな、また。よしなにー。

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