【臨床心理士さんによる療育で何をするか】発達凸凹のある3歳息子

発達凸凹のある3歳息子が、臨床心理士さんとの療育で何をするかの紹介や、幼稚園へ入る前に療育に通って良かった、人への興味をもち始めた、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

未来へつながる階段

画像提供:写真AC するめいぬさん


 臨床心理士さんによる療育で何をするか 


わたしは、当時3歳の息子が療育を受けると決まったとき、いったい何をするのか、ネットで検索しました。しかし、検索するキーワードが適していなかったのか、詳しく紹介するブログにはたどりつけませんでした。だから、いま、まさに発達の遅れを指摘されて、療育を受けるかどうか迷っている人の参考になるように、3歳息子が臨床心理士さんによる療育で何をするかを紹介しようと思います。

(・ω・) 日によって、やることは違うよ。


 (1) 紙芝居を読む 


今回は、紙芝居「なんだったけ?」 先生が読みながら、質問しながら、話をすすめます。

(・ω・) 療育で読んでくれる紙芝居は、物語が、とっても簡単。そのなかで、登場人物が、どんどん入れ替わるんだよ。

紙芝居を読んだあとには、振り返りの時間があります。「誰が出てきた?」「何が好きだった?」など、子どもが少し前の出来事を思い出す工夫がされた物語です。記憶する力を引き出す感じがする。


 (2) 同じ色のシールを貼る 


電車が動物など、子どもが好きな絵が描かれている紙に、お手本と同じ絵ができあがるように、色のついたシールを貼る練習です。

(・ω・) シールを貼るのは、手先を動かす練習になるんだよ

色を「見比べる」、シール台紙から「はがす」、貼りたいところをしっかり見て「枠からはみ出さないように貼る」と、簡単に見える動作のなかに、手先が不器用な3歳息子が苦手とする作業が盛り込まれた練習です。

失敗するときもあるんだけれども、最後に先生がかける言葉が良い。「ここと、ここが、上手だね」って、上手にできたところだけを褒める。失敗したとこには、ふれない。


 (3) 同じ色、同じ形を揃える 


息子3歳は、さまざまな概念の理解が苦手です。たとえば「色」とか。だから、「色」にまつわる練習は、毎回かならずあります。

今回は、同じ色のもの、同じ形のものを集める練習。輪投げみたいな棒に、同じ色の部品を通す。同じ色を集める練習が終わったら、次は同じ形を集める練習。


 (4) 三角のつみきを使って、いろいろな形を作る 


パズルみたいな遊びです。三角は2個、3個、4個と増えていきます。うまく作れないときには、「くるくるまわしてー」と、先生の声を聞いて、くるくるまわして、ピッタリの場所をさがす。

この作業は、手先の動きもあるし、目で見て考えながら同じ形を作る、脳を動かす作業もあります。また、作るものにも意味があるのです。動物や、のりものなど、音が出るもの、動きがあるものが出来上がります。先生が「ぴょんぴょん、ぴょんぴょん、この動物は、なーに?」と質問するところまで、この練習はつながります。

(・ω・) 20枚ぐらいする。

20枚のうち15枚は自信をもってできるもの、4枚はちょっと考えたらできるもの、最後の1枚はじっくり考えたらできるもの。「むずかしいから、やりたくない」と投げ出してしまうギリギリのところを攻めてくる。


 (5) ミニゲーム イチゴのケーキ 


今回のミニゲームは、イチゴのケーキ作り。色が書いてあるサイコロをふって、同じ色の穴に、イチゴの棒を乗せる遊び。

「ゲームのルールを守る」「順番を守る」といったコミュニケーションの練習にくわえて、3歳息子が苦手とする「色の認識」がプラスされたミニゲームです。

(・ω・) はじめての療育では、ルールを守って遊ぶことができなかったけれども、先生と一緒に遊ぶうちに、できるようになってきた。


 最後は、ママと臨床心理士さんの振り返り時間 


5個の練習が終わると、3歳息子は自由に遊ぶ時間になります。電車など、子どもが好きなオモチャが置いてあり、好きなものを使っていいシステム。

一方、ママは臨床心理士さんと振り返り会。きょうの練習で分かった苦手項目の共有があります。

3歳息子を担当する臨床心理士さんは、苦手項目に対して、こういう声かけをしたら良いとか、こういうところに気をつけてあげると伸びるなど、具体的なアドバイスをくれる。好き。

(・ω・) 自宅で困ったことの相談をしても良い。

療育を受けることで、3歳息子に大きな変化があるわけではないのだけれども、いつでも気軽に相談できる専門家がいる安心感はプライスレス。

はじめは、発達凸凹の子ども向けの「塾」みたいな感覚だった。いまは、親が、子どもへの接しかたを学ぶ場なのだという考えに変わった。

3歳息子については、療育によって変化するというものではなく、療育によって苦手なところに気づいて、親がどう関わっていけば良いのか考える、きっかけを作る時間なのだと思う。

我が家の場合。発達検査で指摘されるまで、3歳息子が「色」の認識が弱いとは感じていなかった。知っているけれども、おもしろがって、わざと間違えているんだと思っていた。本当にできなかったんだと気づいて、驚いた。

(・ω・) 発達が凸凹している。年齢以上の知識がある分野と、標準の範囲に到達していない分野がある。

これができるのに、どうして、これはできないんだろう。できないはずがない。ふざけてるから、できないんだ。と感じていた部分について、「やらない」ではなく「できない」と気づいたのは、非常に重要な出来事だったと思う。

3歳息子は療育に通い始めて、半年がたちます。最初は「行きたくない」という日もあったけども、いまは毎回わくわくしている。保育園に通っていないので、特定の人と定期的に会うのは初めての経験。療育によって、同じ人に何度も出会うのは楽しい、また会いたい、一緒に遊びたい、そういう気持ちが生まれたように感じます。

幼稚園に入ってから、療育に通うかどうか考えたら良いのでは。そういう意見をもらったこともありましたが、わたしは幼稚園に入る前の段階で、療育に通い始めて、良かったと思っています。3歳息子が幼稚園で、家族以外の人とどのように接するのかイメージできたし、息子自身もママではない人と遊ぶ経験をして、人への興味を持ち始めたように思うのです。

運が良かったに違いない。3歳息子と臨床心理士さんの相性が良かった。だから、3歳息子は療育に馴染んで、幼稚園の集団行動に向けた準備が整った。臨床心理士さんには、感謝している。来年度の担当も、同じ臨床心理士さんだと嬉しい。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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