臨床心理士さんによるホモサピエンスの集団養育の話をきっかけに、昔に聞いた「子育ては本能ではない」の言葉を思い出した、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC June11さん
ホモサピエンスは集団養育で子どもを育ててきた
新年のはじまりに、ママのための心理相談へ行ってきました。
そのなかで、印象に残った臨床心理士さんの言葉があります。
「ホモサピエンスは、集団養育を続けて、20万年の長いあいだ、みんなで、子どもを育ててきた。子育てをひとりでするなんて無理なのよ。いまは、地縁や血縁の少ない時代だから、子育て支援センターへの相談や一時保育など、便利な仕組みをどんどん使って子どもを育てたらいい」
(・ω・) そうか、動物も、ひとりで子育てしてないよなあ。納得。
わたしが「育児疲れを理由に、一時保育を使うのをためらう。まだ、がんばれるような気がして、なかなか利用できない」と話したときに、教えてくれたの。
疲れ切る前に、一時保育を利用するのがポイントだって。「もう、あかんわ。頭が痛くて、動けない」って倒れる真似をして、パパに手伝ってもらうのも良いとな。
子育ては本能ではない
臨床心理士さんから「ホモサピエンスが〜」の話を聴いて、そういえば、と、思い出した出来事があります。
わたしが不登校ひきこもり支援に関わっているとき、子育てに悩むお母さんに、NPO法人の代表が語ったのです。
「子育ては本能だと言われているけれども、本当はそうじゃない。動物園では、子育ての様子を見てないまま、お母さんになる動物がたくさんいる。そして、自分で子育てできずに、飼育員さんが育てる赤ちゃんもたくさんいる。動物にとって、子育てはけっして本能ではない。人間も同じ。ひとりで育てていると、うまく育てられない日もある。だから、いろんな人を頼ればいい」
あのときは、驚きました。母性も、子育ても、動物の本能なのだと信じきっていたから。たしかに、そう。動物園では、飼育員さんが育てている赤ちゃんがたくさんいる。子育てが本能であれば、そんなことは起こらないはずだ。
(・ω・) 納得。
「子育ては本能ではない」 ママになったら自然にできるなんて考えずに、どんどん助けを求めようと思った。
ほな、また。よしなにー。