【急に体調を崩すのは、なぜ】アスペルガーの当事者研究

アスペルガー症候群(発達障害)の当事者である、はたのんママが「急に体調を崩すのは、なぜ」について考えた、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、不登校訪問専門員とひきこもり支援相談士の資格をもつ、アスペルガー症候群当事者はたのんママが、発達凸凹のある息子といっしょに成長する記録です。

黄色い花

画像提供:写真AC ぴぴふぉとさん


 当事者研究とは 


「当事者研究」とは、アスペルガー症候群(発達障害)などの特性をもつ人が、医師や心理ではない、当事者としての経験から、考えをまとめることです。

きょうのテーマは「アスペルガーはたのんが、急に体調を崩すのは、なぜか」


 アスペルガーはたのんが、急に体調を崩すのは、なぜか 


わたしは、幼稚園、小学校、中学校と、「急に体調を崩す」日が多くありました。急に体調を崩すので、学生時代は「仮病」と悪口を言われることが多く、悩んでいました。

たとえば、幼稚園時代の出来事。急に嘔吐することがあり、先生に知らせに行くと「どうして、しんどいって言わなかったの?」と怒られました。(さっきまでは、しんどくなかったなあ)と思ったけれども、反論することなく、母が迎えに来ました。

これと同じことが小学生時代にもありました。5時間目、体育館に移動すると、急に嘔吐しました。先生に嘔吐をしたと伝えると「どうして、嘔吐する前に言わなかったの?」と怒られました。「さっきまでは、しんどくなかった。いまもしんどくないので、体育をします」と話すと、「吐いてるのに、しんどくないわけないでしょう。早く保健室へ行きなさい」と怒られました。

(・ω・) どうして怒られるの。理不尽。

その後、20歳のときに、アスペルガー症候群の診断を受けました。そのときにアスペルガー症候群(発達障害)の特徴を読んで、(なるほど)と気づきました。

わたしは、自分の体調の変化に気づいていないらしい。発達障害があると、他人にも興味をもちにくく、自分にも興味をもちにくいそうな。

(・ω・) たしかに、そう。半袖と長袖の変更も苦手。寒くなったなとか、暑くなったなとか、あんまり気づかないです。

結婚して、夫と暮らすようになり、ちょうど良い時期に服を変える感覚が身についた。一人暮らしのときは、まわりと違う季節の服を着ていて、よく驚かれた。

おそらく、自分自身の、あらゆる感覚が鈍い。寒さや暑さだけではなく、疲れたとか、眠いとか、風邪ひいた、頭が痛い、お腹が痛いとか、そういう感覚が鈍い。あいかわらず、急に嘔吐する。

夫と暮らすようになって、気づいた。しんどくなってきたら休憩するとか、薬を飲むとか、そういう当たり前の感覚が身についていない。

(・ω・) 眠いの感覚が鈍い。普通に会話していたはずなのに、急に寝ていたり、ごはん食べながら寝ていたり、急に寝ることがある。眠かった記憶はない。急に寝てる。

わたし自身の行動は、わたしにも制御できない。わたしも知りたい。発達凸凹のある息子3歳の行動より、わたし自身の行動のほうが謎に満ちている。

きょうの当事者研究「アスペルガーはたのんが、急に体調を崩すのは、なぜか」の答えは、「感覚が鈍いから」で完結。


 発達凸凹のある息子3歳、急に体調を崩しがち 


発達凸凹のある息子3歳、さいきん、よく嘔吐します。急に。わたしと一緒で、急に嘔吐する。

息子3歳は、去年まで、風邪をひくことも、ほとんどなかったし、嘔吐することもなかった。健康だなあと思っていたのだけれども、わたしとおなじく、感覚が鈍くて、体調が悪いことに気づいていなかったのかもしれない。

さて、息子3歳。幼稚園時代のわたしとおなじく、「しんどかったの? どうして、言わなかったの?」の質問に「だって、しんどくなかったんだもん」と答えている。そして、再び嘔吐する。

自分自身に同じ経験がなかったら「しんどくなかったわけないでしょう」というところだけれども、わたしにも思い当たるふしがあるので納得。

これもまた、わたしにとっての思い出、懐かしい日々との再会である。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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