【遠くからは現実に見えたけれど、近づいたら幻だった】空海「人生の言葉」読書感想文

川辺秀美さん編訳の本「空海 人生の言葉」の読書感想文です。弘法大師と空海が同一人物であると気づいた話や、印象に残った言葉、自分が感じたことについての話です。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC KozieZ400GPさん


 【遠くからは現実に見えたけれど、近づいたら幻だった】空海「人生の言葉」読書感想文 


きょうは川辺秀美さん編訳の本「空海 人生の言葉」の読書感想文です。

本のメイン内容とは異なるのですが、ひとつ驚いたことがあります。「空海」と「弘法大師」は同一人物だったのですね。

わたしのおばあちゃんが熱心に宗教を信仰していたので、弘法大師からの教えが壁に貼られていた記憶があります。

あの人が教科書に出てくる 空海 だったとは。

この本は、空海の名言を集めて、現代風に言い換えたものです。それぞれの言葉に解釈がついているわけではないので本来の意味は分からないままなのですが、自分の経験に結びつけて、自分なりに解釈しながら読みました。

1200年も前の言葉。いま読んでも、心に響くものばかりでした。

いくつか印象に残ったものを紹介します。

記事タイトルにも書いた言葉。

  遠くからは現実のように見えたけれど、近づいたら幻だった。
引用:川辺秀美 編訳 「空海 人生の言葉」

「隣の芝生は青い」という諺に似ている言葉だなあ、と思いました。遠くから見ているとよく見えるけども、いざ自分がその状況になったら嫌な部分も見えてきて、自分が見ていると思っていた素敵なものが幻だったと気づくのかもしれませんね。

いま、自分が見ている現実も、遠くから見ると違う印象を抱くのかも。

   この花は今年咲いたのだ、と言ってはならない。毎年種をまき続けた結果、いま花開いたのだから。因果の法則で枝や幹が空に向かってそびえていった。そして、春に出逢えたからこそ花になった。
引用:川辺秀美 編訳 「空海 人生の言葉」

少し前に、いつ咲くか分からないけど、種をまきつづけないといけないなあ、というブログを書いた気がします。

現在人(自分)が考えているような悩みが、1200年も前から存在したようですね。頑張っても報われない苦しみを、人間はずっともっているんだなあ。

  ある人が言いました。
詩は苦しんで創作してはいけない、苦しんで作ればその自然さを失ってしまう、と。
それは明らかな間違いです。詩は、苦しみの中から言葉を引き出し、聖なる場所から新しいアイデアを得て、それを生き生きとした句に表し、深い想いを表現すべきものなのです。
引用:川辺秀美 編訳 「空海 人生の言葉」

これもまた、少し前のブログに書いた気がします。

わたしは、自分が解決した悩みについてのあれこれを書きたいと思ってブログを始めました。でも、わたしが欲しい情報は、どうやったら解決するかではなくて、同じ悩みを抱えている人が、どんな苦しみを抱いているのか、でした。それを知りたいと思いました。

だから、最近は、まだ解決していないし、解決する兆しすら無い悩みを書くブログになっています。

昔の自分は、悩んでいる人は解決法が知りたいはずだと思っていました。でも、悩みのなかにいるときは、どうやっても解決しないと思う苦しみと共に生きていると気づきました。誰かの成功例を読んでも、心が動くはずがない、そういう気分です。

いつか、きっと、この時間を思い出す日がくるでしょう。

いまよりも絶望しているかもしれない。思い描いた未来にはいないかもしれないけども、できることはやってきたと思えるような時間を過ごしていたいです。

ほな、また(・ω・)よしなにー。

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