親友のように本心が話せる関係ではなくても、心がつながる瞬間はある、っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC hacksbackさん
【リアルな世界でつながりあえない人々】若者の自殺者増加について
大学生の頃、海外から留学してきた人(知り合いというほど仲良くもない人)に質問されたことがあります。
「自分の国では報道されていないのだけれども、日本では内戦が起きているの?」 と。
なぜ、そう思うのか。質問を質問で返したところ、なるほどと感じる話がありました。
日本人の若者の自殺者が多すぎる。彼の地元では内戦が起こっている地域で未来に希望をもてなくなった若者の自殺が多いから、平和に見える日本でも内戦が起きているのだろうかと思ったそうです。
内戦は起こっていない。そう告げると、「じゃあ、どうして日本は若者の自殺が多いの?」
しばらく考えましたが、結局わたしはその質問に答えることができませんでした。
たまに思い出すのですが、未だに答えが見つからないのです。
15から39歳までが「若者」らしいので、わたしもまだ若者のなかにいます。わたしのまわりに自殺する人はいません。(いや、そう思っているだけで、もしかしたら過去の知り合いのなかにいる可能性もあります)
いつか見たテレビで、日本人は裏表があって、見えるところは親切だけども、見えないところ、たとえばインターネットなど匿名で発言できる場では悪口ばかり言い合う陰湿さがあると話していました。
インターネットの普及で、他人の本心が見えるようになってしまったことにより、心を病む人が多くなったのかもしれないと感じます。
自分に言われているわけではないけれども、自分に言われているような錯覚をおこしたり。
わたしもそのように攻撃されていると錯覚することがあります。障害児の子育てでの困り事を調べていると、困ってる人によるアイデアの他に、困りごとに腹を立てている人のコメントも同時に目に入るので。
インターネットはいろんな情報が簡単に手に入るけれども、自分に有益なことだけではなく、害のある情報も簡単に手に入ってしまうので、情報の良し悪しを判断することに慣れていない若い人ほど、悪い情報が心に突き刺さるのかもしれません。
インターネットは、現実世界でつながりのある人たちには言えないことを書いている場でもあるので、偏った意見をもつ少数派の意見が盛り上がり、みんなそう思っているかのように見えるから注意しなければなりませんね。
インターネットではなくて現実の知り合いに相談するなりできれば、インターネットとは違う平均的なアドバイスをもらえることも多いのでしょうけれども、平均的ではない悩みをもつと、そういうつながりを見つけることや心の内を話すことが難しくインターネットに頼ってしまうのです。分かりますよ、わたしもその一人ですから。
普段の生活で、息子の特性に関連する悩みごとをふらっと話せるような知り合いはいないです。通級や療育で出会った保護者同士だって、表面的な話をするだけで、本当に思っていることなんて言いません。
リアルな世界でつながりあえないのです。
個々のプライベートを大切にするようになり、過度な付き合いを控えるようになったのに、人々はつながりを求めてインターネットを頼ってしまうなんて、不思議なものです。
京都に住み始めたときは、わたしの母親や祖母世代のご近所さんによる距離感の近さに驚いたのですけれども、いまはそういう関係もありがたいと思います。
(・ω・) 息子が生まれた直後にあった北大阪を中心とする地震で、ガスの緊急停止が起こって、お湯が出なくなったときも、解決法をわざわざ自宅まで教えに来てくれた人がいた。びっくりしたけど、ありがたかった。
自分を気にかけてくれる人がいるというのは、本当に嬉しいものです。たとえ、本当の気持ちを話せる関係ではなくても。
わたしが中学生や高校生のときは、親友のように本心が話せる関係がなにより大事なのだと考えていました。でもいまは違う考えを持っています。
親友と呼べるような関係だけではなくて、ちょっとした知り合い、リアルな世界でつながりあえる人々との日常のなかにも、たしかに心がつながる瞬間はあるのだ、と。
リアルな世界ではつながりあえないと思いこんでいる人が多いけれども、本当はリアルな世界でもつながりあえているよ。ひとりじゃないよ。って、思う。
では、また(・ω・) よしなにー。



