自分の代わりに退職手続きをしてもらうという発想が無かったため驚いたという話です。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC おさる写真館さん
【両親が退職手続きをした同僚の話】昔は退職代行がなかったけども
昔々、わたしが勤務する会社で起こった出来事です。
とある月曜日、同僚が出勤してこないので心配していたところ、同僚の両親が会社にやってきました。
心の調子を崩して出勤できないので退職したいという相談でした。たしかに日頃から人間関係に悩んでいる様子がありました。
上司の判断で「いったん休職にしよう」「体調が良くなったら、いつでも復帰できるようにしておこう」ということになり、時間が過ぎました。
2週間ほど経った頃、上司の席から、電話で激怒する声が聞こえました。電話の相手は同僚でした。
次の就職に必要だから、早く書類を送ってほしい。という電話だったそうです。
「親に、そんなこと(退職の手続き、突然の退職への謝罪)させて恥ずかしくないんか!」と言い合いになった、と。
心の調子が、というのは嘘で、本当は退職(転職)する予定があるけど、面倒だから代わりに両親に手続きをやってもらっただけのようです。当時は、両親に退職手続きをしてもらうという発想が無かったので、あっけにとられたのを覚えています。
最近、退職代行の話題を見ると、あの同僚を思い出します。
昔は違った。いまの若い人は。なんて言う人がいますが、昔からいましたよ、そういう人。
家事代行や介護もそうだけども、昔は家族の誰かが担っていたものを、お金を払って家族以外の人に頼むっていうの、こういう需要があると気づいて、供給できる仕組みを考えた人は偉いなぁ、と思いました。
ほな、また(・ω・)よしなにー。


