紹介状があるのに初診予約がとれず驚いた体験談と、緊急時に「困っている」と伝えるのはわがままではない というおはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC たんたんめんとやきそばさん
【紹介状を持っているのに予約がとれない】発達障害、初診予約、緊急時
療育を卒業してから、お医者さんから紹介してもらった病院に初めて予約の電話をしたときの話です。
紹介状があるのに予約がとれず、とても驚きました。
「紹介状があるのに、予約がとれないんですか?」
「みなさん、紹介状を持っていますので」
紹介状というのは、かならず予約ができる権利が与えられているものなのだと思っていました。初診予約争奪戦のライバルたちは、なんと わたしと同じように紹介状を持っている人たちだったのです。
何ヶ月、初診予約日を迎えても、電話は繋がらず、予約もとれない。いったい、どうしたらいいの?
半年かけ続けているけれども、まったく電話が繋がらない、と話したところ、受付の女性は何年も連絡している人が多いと言いました。先日 予約を受け付けた人は、3年かかったというのです。
これから何年も医師の診察を受けられないのかと思うと、不安で仕方ありませんでした。
紹介してもらったところではない他の病院にも連絡をとりましたが、どこもかしこも同じような状態。
「どうやったら、発達障害の子どもを診察してくれる病院の予約がとれるのでしょうか?」と質問したこともありました。
「そのような相談は受け付けていません」と。
ちなみに行政機関はいつでも相談を受け付けてくれるけれども、優先的に予約できる病院を紹介してくれるわけではないので、「困りますね」「何度も電話するしか無いですね」など、相談する意味を感じないものばかりでした。
(・ω・) 相談、相談っていうけど、相談して解決すること無いじゃんね
相談できたって、なんにも解決しない。そんな相談場所いらないって、思っちゃったよ、わたしは。
そんなんできたら、発達障害の診察をしてくれる病院、探してないよ
愛情注いで治るんだったら、みんな悩んでないし、初診予約がとれないほど病院も混雑してないじゃん
ぷんすか、ぷんすか。です。
(・ω・) 怒っているときに「ぷんすか、ぷんすか だわ」と口に出すと、あらふしぎ、ちょっとイライラがおさまるので、おすすめです
さて、わたしが初診予約で悩み続けて気付いたことを、いくつか残しておきます。
その1 発達障害について、よく知らない人は、大きな病院の名前を言いがち。
たしかに大きな病院には子どもの発達障害を診察してくれる診療科はありますが、膨大な数の診察希望者がいるので、何年待っても予約がとれない可能性大。
ちなみに、その病院についての情報を知っているわけではなく、気楽な気持ちで伝えてくるので、詳細や手助けを期待してはいけません。
その2 子どもの発達障害を診察している小児科はけっこうある
病院を探し始めたとき、大きめの病院ばかり探していたのですけれども、小児科と名前についているところでも、一般の小児科のように体調不良の診察をせずに、発達障害の診察だけを受け付けている病院がけっこうあるのです。
うちの場合も、そういう病院に出会って、継続的に通っています。
昨日の記事でも書いたのですが、子どもの発達障害を診察する病院では、本人の体調不良や、情緒の不安定さから、初診予約が近づいた日にキャンセルが出ることが多くあるようです。
初診予約日では無い場合であっても、「今日の夕方これるなら」「明日の午前にこれるなら」と、かなり近い日にちでキャンセル待ちを受けつけている病院があります。
ですので、できるだけ早く病院と繋がりたい場合には、突然の初診提案に応じることができるとアピールするのも大事なんじゃないかと思います。
障害のある子どもを育てていると、いつもより困っている時期があると思うんです。いつか病院と繋がれたら良いという状況ではなくて、いますぐ病院を繋がりたいとき。
そういう時期にあるときは、遠慮せず「困っている」「すぐ見てくれる病院を探している」 そうやってヘルプを伝えると良いと思います。
緊急時に助けを求めるのは、わがままじゃないですよ。
だから、困っているときには、困っていると伝えてください。
わたしが息子の発達障害に関する初診予約をとれたときも、問題行動が続き、本当に困っている時期でした。いつもより困っているときは、困っていることを周囲に伝えるのが大事なんだと思います。
この記事を読んだ人たちに、良い病院が見つかることを願っています。
ほな、また(・ω・) よしなにー。