【障害児の親同士だって分かりあえない】幼稚園

支援者のかたは「障害児の親同士」とまとめて見ているけれども、子どもに障害があるといっても悩んでいることは幅が広く、悩みに共感する機会は意外と少ないのが現実だ、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供 : 写真AC ヒロタカ05さん


 【障害児の親同士だって分かりあえない】幼稚園 


息子が通っていた幼稚園の先生がよく口にしていました。

「障害のある子を育てている者同士、協力してやっていきましょう」と。

その流れで、先生の仲介によって、1学年下の ある保護者とお話をすることになったのです。

相手の保護者が聞きたいことが「米やヨーグルトなど白いものしか食べない、どうしたらいいか」というものでした。

この質問で、なぜわたしに……?

うちの息子は食事で悩んだことがあまり無いので、情報が何もありません。

知っていることを、と言われても、知っていることがないのです。

うちの息子は何でも食べるけども、特定のものしか食べない状態からそうなったわけではないから、何も話せることが無いのです。

相手のお母さんも、わたしも、お互いに(相談する人、違うよなあ……?) と 気まずくなり。

わざわざ紹介してくれるぐらいだから同じ悩みがある保護者なんだと思っただろうなあ。期待させて、ごめんなさい。

わたしが簡単に思いつくぐらいのアドバイスは、きっと悩んでいるお母さん本人がすでに取り入れていたり、試したけど上手くいかなかったことだと思うので、あまりこれといった話ができませんでした。

アドバイスというより、同じ悩み、つらい気持ちを共有したいのだろうなと感じました。

わたし自身が人からのアドバイスに対して(そんなんで上手くいったら、こんな悩んでないで)と思う機会が多かったので、そういう話がしたいんじゃないのだろうなと感じまして。

幼稚園の先生には、同じ障害児の親同士なのに協力していないように見えたかもしれませんけれども、そうじゃないんですよ。

支援者のかたは「障害児の親同士」とまとめて見ているけれども、子どもに障害があるといっても悩んでいることは幅が広く、悩みに共感する機会は意外と少ないのが現実です。

ネットでは同じ悩みのあるかたがまあまあいますが、現実世界で同じ悩みをもっているかたには出会ったことがないです。

(・ω・) 本当にいろいろあるよね、発達障害にまつわる悩みってさ。

ただ、子どもの障害による悩みの共感とかの目的ではなくて、ひとりの人間である自分としてなんとなく気が合う保護者というのはいます。

障害児の親同士だから、って理由じゃなく、たまたま障害のある子どもを通じて知り合ったなかで、ひとりの人間である自分と気が合うから仲良くなっていくのだと思います。

わたしは障害児の親です。とはいっても、障害児の親という人格だけを持って生きているわけじゃないですから。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

スポンサーリンク