心理相談の臨床心理士さんと、気持ちが落ち込んでいる理由をいろいろ話しているうちに 療育のママたちと疎遠になって悲しいんだなという気持ちに気づいたっておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC miiinaamiiiさん
【療育で長く続くママ友を作るのが難しい理由】集団療育、臨床心理士
息子が年中の頃、集団療育に通っていました。いろいろ話して仲良くなった気がしていたのですが、だんだん疎遠になりました。
なんでだろうと考えたところ、子どもの成長に差が開いてくるからではないかと感じるようになりました。
息子が年中のころ、わたしは子どもの発達障害についてよく知りませんでした。発達障害と知的障害の違いもあまりよく分からないまま、集団療育へ参加し始めました。
だから、一緒だと思っていました。このクラスにいる人たちは、わたしたち親子と同じような状態で、同じような悩みを抱えているのだろうと。
でも、実際には全然違いました。
天才のような知識を持っている反面で粘土や砂など食べ物ではないものを食べてしまう、白いものしか食べない、寝る時間が短すぎる、決まった範囲から外に出ることができない、人の失敗を何度も指摘するので嫌われるなど、その悩みは多種多様なものでした。
とはいえ、同じクラスにいるのだから、大きく分けると似たような発達状況で、通級を使って通常学級に通う子たちなのだろうなと思っていました。
集団療育が終わって年長になり、就学相談を受けるようになると、子ども同士の違いが見えてきました。障害や支援への考えが各家庭で違うことも。
わたしがもっとも衝撃を受けたのは、天才だと思っていた子が支援級に就学を決めたことでした。わたしの暮らす地域で支援級に行くというのは、知的障害があるということです。
わたしの息子のほうが多くの問題を抱えているように見えていたので、とても驚きました。
めちゃくちゃ集団行動できる子だと認識していましたが、集団行動できていたわけじゃなくて、発達年齢が低いために自己表現ができず操り人形のように動いていただけなんだ、とママ友が言うのです。
そのときに、やっと気づきました。同じ集団療育のクラスにいたからといって、同じような発達状況にあるのではなかったんだな、と。
わたしが「仲間」のつもりで相談したことも、相手にとっては嫌味に聞こえていたかもしれない。いろいろ考えて、何を話して良いのか、分からなくなっていきました。そして、だんだんと疎遠に……。
わたしにとって、集団療育のママ友というのは、気軽に子どもの発達についての悩みを話せる関係でした。仲間のように思っていたものがいなくなって悲しい。という話を、ママのための心理相談の臨床心理士さんに話しました。
そんな話をするつもりは無かったのですが、気持ちが落ち込んでいる理由をいろいろ話しているうちにココにたどり着きました。
そうだったんだな。わたしは、療育のママたちと疎遠になって悲しいんだなと気づきました。
臨床心理士さんは「仕方ないことやで」と言いました。
成長によって関わりがなくなっていくのは仕方ないこと。集団療育の子どもだけじゃなくて、定型発達の子ども同士でも、よくある。だから、気にしなくていい。子育てあるあるだから、と。
息子の主治医から「幼稚園が終わって小学校に入ると、ちょっとホッとして いろいろ思い出して うつ気味になるお母さんが多いから、自分自身の不安を聞いてもらう場をつくるように」と言われて再開した心理相談。
いろいろ気づくことがあり、良い時間をもてました。次回も予約済み。
ほな、また(・ω・) よしなにー。