秋のおうち療育【カマキリやバッタの探し方】3歳4歳5歳

発達に心配のある子どもを連れて、子どもがたくさんいる遊具エリアに行くのはハードルが高いですよね。そこで、わたしは虫取りをオススメします。今回は秋の虫の探し方を紹介します、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC 玄太さん


 おうち療育とは 


おうち療育とは、臨床心理士や作業療法士による個別療育での学びをふまえて、家庭でおこなう取り組みです。

きょうは「自然遊び」について紹介します。

外で遊ぶというと公園の遊具で遊ぶことが多いと思いますが、発達に心配のある子どもを連れて、子どもがたくさんいる遊具エリアに行くのはハードルが高いですよね。

だから、わたしは子どもの少ない端っこエリアでの「虫取り」を、オススメします。


 秋のおうち療育【カマキリやバッタの探し方】3歳4歳5歳 


さて、バッタはいつ現れると思いますか?

ここ5年観察したところ、夏の終わり、30度を下回りはじめた時期に、一気に現れることに気づきました。

今年は暑い日が続いていたので、例年より1ヶ月遅れの9月後半にバッタの大量発生が始まりました。

図鑑によると春には生まれているようですが、はじめはサイズが小さく見つからないようです。夏場は暑い昼を避けて夜に活動しているから、人間には見つからないのではないかと思います。

バッタも、カマキリも、何度も脱皮を繰り返し、最後の脱皮で大きめの羽が出来上がり、少し遠くまで移動できるようになります。

それが今です。NOW! (※2024年9月後半 30度前後 京都)

バッタ類の中でも、オンブバッタは動作が遅く、小さな子どもでも捕まえやすい昆虫のひとつです。網がなくても、なんとかなります。

公園の端っこの草むらなどに生息していることが多いです。じーっと見ていると、意外とたくさんいます。

カマキリは広範囲に移動するので毎年どこにいるか検討がつきにくいのですが、バッタは成虫になってもそれほど広範囲には移動しないので、その付近で卵を産んでいるため、毎年バッタに出会える可能性が高いです。

この時期はバッタだけではなく、カマキリの出現確率も急上昇します。

(・ω・) バッタはカマキリの大好物だから、バッタが増えるとカマキリも増えるよ

カマキリというと、子どもに人気の昆虫ベスト5に入るであろう大人気の生きものです。

わたしたち親子は、5年前までカマキリは都会にいない幻の昆虫だと思っていました。

幼稚園に向かう途中で、たまたま道端でカマキリを見つけて(この街にもいるんだ)と気づいてから、息子のカマキリアンテナが鋭くなり、驚くほどカマキリを見つけられるようになりました。それから毎年たくさん見つけています。

(・ω・) 母はあんまり見つけられない。

息子は、自分が小さいときにカマキリを見つけられなくて悔しい思いをしたので、見つけたときには網をもっている小さな子にプレゼントしています。昆虫との関わり方にも成長が見られて嬉しいです。

さて、カマキリの探し方ですが。

虫取り初心者は公園など草があるところを探すと思うのですが、虫取り中級者の野生の勘では、カマキリを探すときに注目するのは草ではありません。

カマキリは意外なところで見つける機会が多い昆虫なのです。

たとえば、コンビニの壁。朝、幼稚園や保育園へ向かうとき、コンビニの壁を確認してみてください。夜のあいだに光に集まる虫を食べていたカマキリが残っていることがあります。

オオカマキリやチョウセンカマキリなど大型のカマキリはこんな感じで探してみてください。

大型のカマキリは、やってくる虫を捕まえるタイプのカマキリが多いので、じっと動かない傾向があり、同じような色の草がある場所で見つけることは非常に難しいです。

一方、ハラビロカマキリなど小型のカマキリは木の上(葉っぱの裏側、下側)にいることが多いので、桜の木を下から眺めているとよく見つかります。

小型のカマキリは獲物を見つけると追いかけるタイプのカマキリが多いです。木の葉っぱのあたりで早く動き回る大きめの虫はあまりいないので、熱意をもって木を眺めているとけっこう見つかると思います。

ただし、動きが素早く、網が届く範囲のところにいないこともあり、見つかるのに捕まらないという、悔しい想いをするカマキリでもあります。


 飼育しやすいカマキリは? 


家庭で飼育する場合、オオカマキリやチョウセンカマキリなど大型のカマキリのほうが育てやすいです。個体差はありますが、魚肉ソーセージなど手に入りやすい食材を食べるものが多いです。

(・ω・) チョウセンカマキリは、夏から秋にかけて4ヶ月ぐらい飼育できたよ

ハラビロカマキリやヒメカマキリなど小型のカマキリは生きている虫(バッタやアブラムシ)しか食べない個体が多く、エサの確保が難しいです。


 カマキリの種類の見分け方 


都市部でよくいるカマキリは、ハラビロカマキリ(小型)とチョウセンカマキリ(大型)です。

ハラビロカマキリの特徴としては名前の通り、腹が広いです。それから、背中に白い斑点があります。白い斑点があるかどうかというのが、他のカマキリと簡単に見分けるポイントです。

(・ω・) はじめは怪我をしているのかと思っていたのですが、昆虫図鑑によると、ハラビロカマキリはすべての個体に怪我をしたように見える白い斑点があるのが特徴なんだって。

カマキリと聞いてイメージするのは大型のカマキリだと思います。都市部ではチョウセンカマキリ、郊外ではオオカマキリが多いです。

オオカマキリとチョウセンカマキリの違いは、首の裏側(胸部)の色で見分けるのが分かりやすいです。同じ地域に両方の種類の大型カマキリがいることは珍しく、このどちらかひとつが住んでいるように思います。

(・ω・) どんな風に違うのか、子どもと一緒に昆虫図鑑で調べてみてください。

他にもヒメカマキリ、ミズカマキリなど、いろいろ種類がいますが、このあたりのカマキリを見つけるのは非常に難しいです。昆虫が好きでたまらないお子さんがおりましたら、ぜひ昆虫館へ出かけてみてください。

たとえば、奈良県にある橿原昆虫館の場合、日本にはいないハナカマキリや、日本にいるものの発見が難しいミズカマキリなどを生態展示しています。この昆虫館の他にはないイチオシ展示は「ナナフシのへや」なので、こちらもぜひオススメしたいです。

それでは楽しい昆虫ライフを。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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