【娘の夫が発達障害、離婚懇願し断絶】読売新聞人生案内、最相葉月

人生案内を読んで、わたしの子育てのゴールについて考えた、っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC Siiliさん


 【娘の夫が発達障害、離婚懇願し断絶】読売新聞人生案内、最相葉月 


わたしが愛読している読売新聞の人生案内にて、気になる文章を見つけたので、紹介します。

同居の娘に発達障害の夫と別れてほしいと言い続け、娘夫婦に家を出ていかれました。(中略)
娘に捨てられた気がしてつらいです。
参考文献:読売新聞「人生案内」2023年1月20日 

それに対する返答がこちら。

どんな病気も障害も、自ら望んでなる人などいません。(中略)
あなたはそんな人を、障害を理由に差別しただけでなく、娘さんと引き裂き、家族から排除しようとしたのです。(中略)
障害をよく学び、自分がどれだけ人の尊厳を傷つける行為をしたか自覚してください。
参考文献:最相葉月 読売新聞「人生案内」2023年1月20日 

わたしが、この相談を初めて読んだとき、驚きました。娘が発達障害の男性と結婚したことで、どんな困難があったか一切書かれていないのに、離婚してほしいと望んでいるからです。(掲載にあたり、省略された箇所もあると思うけども)

娘が結婚するまで親孝行で幸せだった。娘が発達障害の男性と結婚してから生活が一変した。離婚してほしいのに、受け入れられない。つらい。

800文字程度の文章のなかで「発達障害」というキーワードは2回しか出てきていないにも関わらず、インパクトがすごいです。

どうして、発達障害である娘の夫を、そこまで毛嫌いしているのだろうか。特別に悪い出来事は起こっていないみたいなのに。もやもや。

ですが、日をおいて、2回、3回読むうちに、印象が変わってきました。

娘が発達障害の男性と結婚したこと、ではなく、娘が結婚してしまったことが辛いのかなあ。と。

いままで自分を1番に考えてくれたのに、他の人が1番になってしまって悲しいのかなあ。そう思うようになりました。

「発達障害」というキーワードに、わたしが敏感に反応してしまっただけで、この投稿者が受け入れられないのは、そこではないんだなと。

わたしも、息子が結婚したら、辛いと感じるのだろうか。

わたしの夫も、自分の母親とは年一回連絡とるかどうかの関係。息子も、いずれそうなるのかなあ。タコのようにウニョウニョしながらママにまとわりついているけれども、そのうち……。

悲しいけれども、でも、それは子育ての幸せなゴールでもあると思います。

親とは違う誰かを信頼して、やがて家族になり、自分で見つけた新しい居場所で暮らすようになるのは、子育ての幸せなゴールだと思うのです。

だから、息子にも、そうなってほしい。夫のように、年に一回連絡をとるかどうかの関係になるのが理想。それが、わたしの子育てのゴールです。

読売新聞の「人生案内」を読むと、いろいろ考えるきっかけになります。短いから、読みやすいです。おすすめ。

わたしは気になった新聞記事を切り抜いて集めています。良くも悪くも心が動いて何かを感じた文章というのは、何度読んでも気づきがあって、自分にとって大事なことが書いてあるような気がするんですよね。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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