記憶力が良いのは悪いことではない。だがしかし自閉傾向がある人の記憶の方法には問題がある。自分のなかにある空想物語で怒ったり悲しんだりしているんじゃないか っておはなしです。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC 湯灯畳さん
当事者研究とは
「当事者研究」とは、アスペルガー症候群(発達障害)などの特性をもつ人が、医師や心理ではない、当事者としての経験から、考えをまとめることです。
【もはや、その記憶は空想物語だぞ】認知の歪み、アスペルガー当事者研究
けっこう前の当事者研究にて、アスペルガー症候群など自閉傾向がある人は知能指数から想定されるよりも記憶力が良いことが多い印象があると書きました。
記憶力が良いのは悪いことではありません。しかし自閉傾向がある人の記録力には問題があって、記憶していることが「事実ではない」場合も多いように思うのです。
まわりの言動を”歪んで”受け取り、歪んだ状態のまま記憶してしまっているのかもしれません。
自閉傾向があると、人の気持ちを理解するのが難しいとされています。相手には自分と違う気持ちがあって、相手の正義があって、そういう結果になったのだと考えることが難しいのではないでしょうか。
そのうえ、被害者意識が強いです。自信のなさから、まわりの人みんなが自分を攻撃しようとしていると思い込んで、事実をねじ曲げて記憶している場合が多いように思います。
(・ω・) もはや、その記憶は空想物語だぞ。
わたしもそのような傾向があって、実際には言われていない言葉を空想のなかで作り上げて悲しんだり怒ったり忙しくひとりずもうしている日が多いです。夫や親と話しているうちに(あれ? そんなこと言われてないぞ?)と気づいて、自分のなかにある空想物語を修正することがあります。
話す人がいない場合、「自分は不幸だ」と感じたときには、紙にいろいろ書き出して、「事実」と「空想物語(自分の感想)」を区別すると良いです。本当は誰からも攻撃されていないと気づく場合があるかもしれません。
ネガティブな感情が頭に浮かんで仕方がないときは、いったん「事実」と「空想物語(自分の感想)」を区別して、事実ではない記憶を遮断することが大事です。
自分が思っているほど、まわりの人は自分のことを見ていないし、攻撃もしていないのよ。意外と。
ほな、また(・ω・) よしなにー。