【不登校でも良いけど、ひきこもりにしたらあかん】児童精神科

子どもが不登校になって困っているときに、児童精神科の先生から教えてもらった考え方についてのおはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC Sousuke48さん


 【不登校でも良いけど、ひきこもりにしたらあかん】児童精神科 


息子が不登校になって困っています。そのことについて、児童精神科の先生から教えてもらったことがあります。

覚えていることを、とりとめなく記録しておきます。忘れないうちに。

・不登校でも良いけど、ひきこもりにしたらあかん。

・学校に行けないけど外に出れるというのは、良い不登校の状態。この状態を維持する。心配いらん。こういう子は、ある日ポンッと回復する傾向がある。絶対とは言えないけど、深刻に考えなくていい。なんとかなる。

・1年、2年、5年と、年単位で回復に時間がかかるのは覚悟しとかなあかん。お母さんも全力疾走でサポートしない。ゆっくり考えて、ゆっくり行動する。先は長い。

・いままで小学校以外に療育や通級(違う小学校の中にある)を利用してきたから、小学校以外にも自分が所属できる場所があることを理解しているんだと思う。だから「小学校に行かない」が、そのまま「外に出ない」にならなかった。お母さんがいままで頑張ってきたからや。花丸です。

(・ω・) もっと違う対応をしてきたら、不登校にならなかったかも…… と落ち込んでいたから、少し気持ちが楽になった

・学校に行けないことはたいしたことじゃない。けども、学校に行けないからといって、自宅から出なくなると、外に出るハードルがあがって、次は、だんだん外に出られなくなって、本当に誰とも話せなくなっていくから、できるだけ毎日外に連れ出してあげて。

・行く場所はどこでも良い。公園に行くでも良し、コンビニへ行くでも良し、自動販売機でジュースを買うでも良し、家のまわりぐるぐる歩くだけも良し、最悪、自宅マンションの非常階段を昇り降りするだけでも良し、なんでもええから玄関から一歩でも外に出る。

・家族以外の人の目があるところに行くのが理想。あくまで理想。できない日があっても良い。長続きする秘訣はストイックにやらないこと。サボりながら続ける。

・できたら、散歩をするのが良い。僕が一番おすすめする方法。1時間とか2時間とか、けっこう長く。不登校になるとストレス発散できると思ってゲームしたりするけど、ゲームがしたいというわけじゃなくて、不安を抑える方法としてやってしまう、暇だからやってしまう、という子もおるから、どうしても、そこから離れられないという状態でないならば、違う時間の潰しかた、不安を発散できる方法へ誘導していく。

・体を動かす、トランポリンも良い。特に散歩は気分がすっきりするし、運動が得意じゃなくても歩くぐらいならできると思うから、たっぷりできた時間を使って歩く。

・子どもが不登校になると、お母さんも不安定になるから、とにかく一緒に歩く。歩くと、不安が減る。不安なときは、とにかく歩く。これが大事。

・いまみたいに暑い時期はできないけども、涼しくなったら、できるだけ毎日歩くと良い。途中でパン屋に寄るとか、コロッケを買い食いするとか、そういうちょっとした楽しみ、ひとつ目的を作ると、子どもも喜んで長続きする。

・定型句のような言葉「ありがとうございます」とか、そういう一言の関わりも、とても良いコミュニケーションだから、店員さんに言うように習慣をつけていくと良い。口酸っぱく言うというようなものではなく、お母さんが積極的に言うようにしていると、そのうち本人も真似するようになっていくことがある。言葉を交わす代わりに、礼をする、とか、ジェスチャーでも良い。無理せずできる形で、家族以外の人間とコミュニケーションをとる。

・暑い時期や寒い時期は、大型ショッピングモールに行って歩くと良い。イオンなんかは館内ウォーキングを推奨している場所もある。足元に距離の目安シールを貼っているところもある。

・へとへとになるまで歩いたら、夜もぐっすり眠れる。寝るのも大事。

・食べる、寝る、が上手くできなくなってきたら、早めに受診する。そういうのは電話したら優先して次の予約がとれるようになってるから、遠慮なく連絡する。

・受給者証を持っていると本人と付添人が無料で入れる博物館やイベントがあったりするから、そういうところを活用する。

・時間潰しができて、夏も冬も快適な温度で過ごせて、自宅から遠くない場所(電車で30分以内)を、たくさん見つけておく。

・外出と外食がセットになると、出費が多くなって続けられなくなるから、おにぎりとか簡単に準備できるものを持っていって食べられる場所も見つけておく。近くの公園情報とか、施設のなかまで飲食物持ち込みオッケーのところとか。

・とにかく、お金をかけすぎない外出先を増やす。電車代やら、ちょっとかかるのは仕方ないけど、生活を圧迫するくらい子どものためにお金を費やすまではやらないと決めておくこと。

・やっぱり歩くのが最強。費用でも、効果でも、散歩に勝るものはない。

それから、もうひとつ、勉強面についても、いろいろ教えてもらいました。

長くなったので、こちらは、また明日まとめます。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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