【不登校だった、あのころ】外出自粛で思いだした

コロナウィルスによる外出自粛をきっかけに、高校時代の不登校ひきこもり体験を思い出した。いま学校に行けなくなった人、その家族へ伝えたいこと、っておはなしです。

ピンクの花で作られたハート

画像提供:ぴぴふぉとさんによる写真ACからの写真


 外出自粛で思いだした不登校ひきこもり時代 


わたしは高校一年生のころ、不登校ひきこもりになりました。学校に行かなくなったというよりも“行けなくなった”という表現が正しいかもしれません。本当は学校に行きたいのに、行けなくなりました。

不登校になったばかりのころ、自宅へ来た同世代の親戚に「ずっと家にいるの、楽で良いよねー。わたしも、好きなだけ遊びたいわー」と言われました。彼女だけじゃなくって、まわりから言われることが、何度もありました。

わたしも、自分自身が不登校ひきこもりになるまで、そう思っていました。不登校になった同級生に。言葉にしたことはないけども(学校を休めて良いなあ)って、心のなかで思っていました。

わたしは内気な子どもで、ひとと上手に話せませんでした。いじめとは違うかもしれないけども、仲間に入れなくて、休憩時間もひとりポツンと椅子にすわり、本を読んでいる日が多かったです。学校は嫌いでした。

そんなわたしが、学校に行けなくなってから、いつも考えていたのは、(早く、学校に行けるようになりたい) それだけです。

自由な時間は、自由じゃない時間のあいだにあるから、輝くのです。毎日が自由って、ほんとうに不自由。なんにも自由じゃない。


 ずっと家にいるのも、楽しくないでしょう? 


2020年の春は、外出自粛のため、自由に外へ出ていけない日が続きました。外に行きたいのに、行けない。まるで、不登校ひきこもり状態にあった、あのころのようでした。

ずっと家にいるの、楽しくないよね。

不登校ひきこもり状態の子どもに対して、「楽で良い」「好きなことできる」って思っている人が多いけども、実際そうではありません。本来行かなければいけない学校に行けていないのですから、堂々と楽しむなんてできません。自分はダメな人間だって気持ちが、心をおおいつくしています。


 長期休暇のあとには、不登校の子どもが増える傾向がある 


わたしは、高校一年生の冬に不登校になりました。2学期の終わりまでは学校に通っていたけど、3学期の初めには完全に行けなくなりました。

わたしが大学生のころに関わった不登校ひきこもり支援での経験においても、長期休暇をきっかけに不登校ひきこもりが始まる子どもは多いと感じます。

こうなると、「長期休暇があったから、生活リズムが乱れて、学校に行けなくなった」と考える人もいるのですが、それはちょっと違うと思います。“学校に行かない”というのは、コンビニにジュースを買いに行くみたいに気軽な気持ちで決められるものではないからです。

“学校に行かない”という決断の前には、いくつもの階段があって、突然決めたわけではないはずです。

もしも、自分の身近な人が学校に行けなくなってしまったら、怒るのではなく、いったん、そっとしておいてあげてほしいです。ひとりで考える時間を、あげてほしい。

子どもが不登校ひきこもりになったら、お母さん、お父さんも混乱するだろうけれども、本人が一番混乱しています。その時期に何を言われても、批判的にしか受け止められないし、喧嘩になります。親子関係が悪い家庭では、不登校ひきこもりが長期化する傾向があります。

だから、不登校初期のカオス期には、本人が落ち着くのを待つのが大事です。そのあとで、一緒に悩んだり、次にどんな選択肢があるのか調べたり、社会復帰を目指してください。

ずっと家にいるのも、楽じゃない。気軽な気持ちで、学校に行かなくなったわけじゃないんだよ。まわりの人間以上に、本人が一番なやんでいると思う。だから、責めないであげてほしい。

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