【ファーブル昆虫館】展示中の生きている虫の種類、2025年4月東京

本気で虫を好きなまま大人になった人たちがいる場所「ファーブル昆虫館」の体験レポ。勉強は机に座って鉛筆を持ってするだけではなく、日常のいろいろな場所にあるのだなと、改めて気付かされた。っておはなしです。

こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。

画像提供:写真AC ヘンリー3世さん


 【ファーブル昆虫館】展示中の生きている虫の種類、2025年4月 


子どもが春休みのあいだに、関東で単身赴任している夫のところへ遊びに行ってきました。そのときの おでかけレポです。

かなり前から行きたいと思っていた場所へ、ついに行くことができました!

それは【ファーブル昆虫館(虫の詩人の館)】です。

館長さんが書いてるブログがなかなか興味深くて好きなんです。

わたしは息子が虫取りを始めるまで、虫について本当に何も知らなかったので、新しい知識を得るごとに「へー」と、わくわくした気持ちになります。

実際に行ってみると、館長さんは不在だったのですが、真剣に虫が好きな大人がたくさんいて、めちゃくちゃ良かったです。

(・ω・) 虫好きな子どもの質問にめちゃくちゃ真剣に目をキラキラさせて答えてくれるのよ。めちゃくちゃ良いよ!

【ファーブル昆虫館(虫の詩人の館)】の最寄り駅は東京の環状線(山手線)で、品川駅から乗換なしで20分ぐらい行ったところにある「西日暮里」です。駅から歩いて15分くらい。

(・ω・) 住宅街の真ん中にあるよ

本格的な博物館のようなものをイメージしていたのですが、そこまで大きな建物ではなく、目の前にくるまで気づかないぐらい住宅街に馴染んでいます。

(思ったより小さいなあ)と感じたのですが、実際になかに入ってみると、ギュウギュウのお弁当箱のように貴重な情報が詰め込まれていました。

まず1階は昆虫にまつわるグッズの販売や、生体展示のスペースでした。

グッズといっても、一般的な博物館にあるような商業的なものではなく、本物の昆虫標本や図鑑など、本格的に虫が好きな大人にささるものばかり。(値段も本格的、しかし相場よりはかなり低い価格設定に感じる。価格以前に、一般人が入れる施設でここまで多くの種類を揃えているところはなかなか無いと思う)

あと、生体展示のスペース。こちらは虫好きの大人はもちろん、子どもも釘付けになるエリアでした。

2025年4月初旬に生きたまま展示していた昆虫の種類は、ヘラクレスオオカブトなどの大型の甲虫類(けっこうたくさんの種類あり)、ハンミョウ、生まれたばかりの小さなオオカマキリ、ナナフシの卵、それから水棲昆虫のタイコウチ、ミズカマキリ、タガメ、ゲンゴロウなど。

(・ω・) もっといっぱいいたけど、覚えられんかった。写真撮ってきたら良かった!!!

生きているハンミョウを見たのははじめてです。他にヨナグニサンやモルフォ蝶、カミキリムシやタマムシの標本など、「あつまれ動物の森」図鑑でしか見たことが無い虫が実在してたことに息子が感動していました。

(・ω・) モルフォ蝶が飛んでいるところへ旅行に行ってみたいなあ、標本でこれだけキレイなんだから生きている姿を見たら めちゃくちゃ感動するだろうなあ

甲虫類の幼虫の生体販売も行っていました。日によって販売しているものは異なると思いますが、この日は「ノコギリクワガタ」と「シロヘリミドリツノカナブン」を取り扱っていました。

「幼虫かいたい」「育てたことないから育てられへんと思う」と家族でボソボソ話していたら、博物館スタッフのかたから「大丈夫だよ。このまま家に置いておくだけで大人になって出てくるから」とアドバイスをいただき、「シロヘリミドリツノカナブン」の幼虫2匹を飼うことになりました。

(・ω・) 日本にはいないツノのあるカナブン。よく見かけるカナブンのイメージとは違う昆虫だよ。

木くずが入ったプラスチックの容器に2匹の幼虫が入っています。わりと大きめの容器ですが、手にしてみると土とは異なり軽かったです。価格は500円。リーズナブルです。

表面が白く乾燥してきたら水をあげる、でもたぶんそんな乾燥しないから大丈夫、普通の虫かごは上に隙間があり乾燥しやすいからプラスチックの容器のまま育てる、土(木くず)から出てきたらカブトムシのエサのゼリーをあげるなど育て方の簡単な説明、それから大事な注意を教えてもらいました。

「絶対に自然に逃さない」 この昆虫は日本にいない虫だから、死んでしまうまで大事に育ててあげてください、との話を息子は熱心に聞いていました。

地下には昆虫標本やアンリ・ファーブルが住んでいた家を再現した空間があります。

【ファーブル昆虫館(虫の詩人の館)】は、置いてあるものも素晴らしいですが、サポートしてくれているスタッフさんたちのキラキラした目が本当に良かったです。

館内にいるスタッフさんも大学の先生や虫を愛するボランティアさんなど、本気で虫を好きなまま大人になった人たち。子どもの質問に本気のわくわくした目で答えてくれました。

こんなふうに、ひとつのものに熱中する人生を送っている人々に出会えたことは、息子の人生にとって大きな気づきになったように思います。

親である わたしにとっても大きな気づきでした。勉強は机に座って鉛筆を持ってするだけではなく、日常のいろいろな場所にあるのだなと、改めて気付かされました。

素晴らしい体験ができました。未だ余韻に浸っています。

余談ですが、西日暮里駅の近くにある商店街を人の波に流されるままぶらぶら歩いていたら、テレビで見たことがある「谷中銀座」に到着しました。食べ歩きできるお店が多く、こちらもおもしろかったです。

ほな、また(・ω・) よしなにー。

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