子どもの発達障害の定期診察を受けられる病院の初診予約が想像以上に困難であった、予約受付日以外にも予約を受け付けてくれる可能性がある という体験談です。
こんばんは、はたのんです。このブログは、アスペルガー症候群はたのんママが、発達凸凹のある息子(自閉症スペクトラム)といっしょに成長する記録です。
画像提供:写真AC ami-amiさん
【発達障害の初診予約がとれない】初診予約日以外に予約をとる方法
今日は就学に向けた病院探しについての体験談です。
幼稚園時代は療育施設に在籍する医師の診察を受けていました。そのあと、小学校以降に受診できる病院がなかなか決まらず、困っていました。
小学校入学後に行われた通級の先生との面談で「病院の予約がとれなくて」と話したところ「一緒に予約しましょう」と言ってくれたのです。
一緒に、 とは……?
疑問を抱きましたが、予約をとれる方法を知っているのかと思って、喜んで受け入れました。
すると「いまから電話しましょう!」と。
驚きました。何を言っているんだ、と。
授業が終わって面談をするような時間(午後4時)に電話しても予約をとれるわけがないのですから。
子どもの発達障害を見てくれる病院は予約をとるのが非常に難しいです。月に1回予約日が決まっていて、その日の予約時間から電話をかけ続けます。2時間後にやっと繋がったときには、もう予約がいっぱいで次の予約日が案内されます。
ということを先生に説明したところ、先生も驚いていました。
「そんなに予約がとれないとは知らなかった」「予約する気力がなくて(子どもの障害を受容できなくて?)困っているのかと思っていた」と。
3歳から療育に通って、就学相談も利用しているのです。障害への受容や定期的な診察を受けることにいまさら抵抗はありません。
療育機関に在籍する医師との繋がりが途切れて、次の病院が決まるまでのあいだ、子どものことで困っていると話すと「病院で相談を」と言われることが多かったのですけども、子どもの発達障害を見てくれる病院の少なさや予約のとれにくさには気づいていない人が多かったように思います。
どうも話が噛み合わない気がしていたのです。学校の先生にそうやって言われるまで、発達障害の子どもに関わる機会が多い人が、病院の予約をなかなかとれない現実を知らないとは思っていませんでした。
早いうちから発達障害を見つけ出す仕組みにはなりましたが、その結果、子どもの発達障害に気づいているのに診察が受けられない人が増加して苦しんでいるように思います。
そんな困ってるのに、なんで病院行かへんの? という、まわりからの視線にも……
(・ω・) 小児科みたいに、簡単に行かれへんねん
療育施設に在籍する医師の診察はわりとすいていました。ですので、予約が取れない問題をネットで読んではいましたが、自分の地域は混んでいないんだと思っていました。
療育施設で診察を受ける子どもは、やがて卒園していきます。人数が雪だるま式に増えることはありません。だから、その世代の子どもの発達障害を専門にしている医師の診察はあまり混雑していないのかもしれないです。
うちの場合は次の病院の予約をとるまでに1年かかりました。本来の予約日ではなかったのですけど、たまたま翌日にキャンセルが出たときに、次の予約受付日を確認するための連絡をしたので、「明日の午前中すぐにこれるなら、初診の予約をとれます」と提案いただき、その病院に通っています。
(・ω・) 運が良かった
子どもの体調が悪かったり、情緒が不安定だったり、いろんな理由で初診予約の日に来ることができなくなる人がいるそうです。
ちなみに、息子が通っている病院では、受付の方が電話越しに「明日これるなら」「今日の夕方これるなら」と伝えている場面をよく耳にします。うちの病院は、けっこう、そういうパターンがあるのかも。
そういえば、年中の集団療育で就学後の病院を探している方がいました。(ずいぶん早くから探しているのだな)と思っていましたが、そのぐらいから探さないと就学に間に合わないのが現実でした。
でも、もし あのころに戻れたとしても、あのころはあのころで 就学相談に向けて、気持ちがいっぱいいっぱいだったので、就学後の病院を探すような気力は無かったと思います。
あのころは、あのころは、と振り返る日がたくさんあるのだけれども、あのころはあのころで一生懸命に生きていたはずだから、過ぎた日を後悔しないようにしたいです。
(・ω・) 「あのころは」と口にしたら、自分がずいぶん大人になってしまったのだなあ、という気分になるね
息子が生まれて、もう8年。早いなあ。
ほな、また。よしなにー。